茨城県の鹿島神宮にある御手洗池は有名ですね。ネットで検索すれば沢山の写真や情報が載ってます。
鹿島神宮の御手洗池は整備されていて綺麗な状態で観光客を迎えてくれます。

一方で兄弟神社と言われてる千葉県の香取神宮の御手洗池はその存在すら一般的には知られていません。

香取神宮の御手洗池はというと。。。個人的な感想ですが明治時代には表舞台から忘れ去られていったような印象を受けます。おそらく時代が進むにつれてメインの参道が御手洗池とは違った場所に移ったことが原因と想像します。

しかしながら、その忘れ去られたことが幸いして大昔の本来の雰囲気を多少なりとも感じることが出来ます。

撮影日2016年3月26日 香取神宮 御手洗池
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池の中ほどがコンクリートで仕切られています。昭和50年ごろまではこの仕切りは無かった。この昔のままの雰囲気を壊すような仕切りを一体なぜ作ったのだろうか? 
池の淵の石組ですが、崩れてる所も見うけられます。池の中にはかなりの藻が群生してます。
大昔はここで禊をしてからお参りしたのでしょう。
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昔とは違い湧水口も人工的になってしまいました。
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観光地化されず忘れ去られていたからこそ、この風景が残っています。
これ以上人の手が入らないで、いつまでもこのままの姿を残していてもらいたいです。
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使用カメラ NIKON  COOLPIX7600