その3からの続き。

社殿の眺め。社殿側にも灯篭と狛犬様の姿があります。左側に大きめな灯篭が1基あります。
BlogPaint

こちらの灯篭は古そうな感じです。
s-100_0108

この灯篭の灯りを入れる部分は新しく作られた物が入っているようですね。その部分は見た感じ綺麗です。
古い灯篭の最初に壊れる箇所は灯りを入れる場所が殆んどですね。構造上デカい笠石部分が上に乗るわけですから仕方のないことです。
それと、笠石の底が四角形に苔が生えて無いです。あくまで自分の想像ですが、灯りを入れる部分が無い状態で長い時間この笠石部分は載せられていたと思います。
それにしても笠石部分の大きさに対して、この灯りを入れる部分はどう見ても小さすぎに思えます。もっと想像を膨らまして見てみると、笠石部分と一番下の高さ1メートルほどの苔生した台座石部分だけが同じ時代に作られたようにも見えます。
s-100_0109

常夜燈。この部分は笠石と土台石部分と同時代に作られたのだろうか? 見れば見るほど想像が膨らんできますので、次へ進みます。(笑)
s-100_0110

ここに奉納年月が彫ってある。薄暗くなってきたのでストロボを焚くが写真に撮ると文字が見えなくなる。ストロボは逆効果である。以前、ストロボを焚いて失敗したが、敢て今一度試してみた。やはりダメですね。(-_-;)
s-100_0112

ストロボ無しで撮影分はコレです。上の写真との差の大きさにビックリですね。『天保十四歳(1843年)癸卯四月吉日』の奉納です。『卯』と『日』の字は肉眼でもはっきり見えませんでしたが間違い無いと思います。
sss-100_0111

この様式の灯篭は参道の左右で1基づつ、合わせて2基あるのが一般的です。今は1基しか無いがもう1基あったと思えます。この土台、立派ですよね。
s-100_0114

この中央部には寄進された方々の名前が彫られているようです。私の目では文字の存在は解りましたが、何という字が彫られているかは判読できませんでした。
s-100_0115

その5へ続く。