その5からの続き。

社殿は拝殿と本殿が一つの作りです。神明神社と言う名前ですから、社殿の作りは神明造ですね。とは書いては見たが、神社建築の種類はなかなか覚えられない自分です。(笑)
???造!という名前ぐらいは聞いたことがあっても実際に社殿を見て、この社殿は『???造』とは言えない自分です。お恥ずかしい次第です。(;^ω^)
神社建築→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%A4%BE%E5%BB%BA%E7%AF%89
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シンプルな造りですが、神明造は神話の時代(太古)の匂いが感じられる形ですね。
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灯籠や狛犬様のように社殿自体のどこかに建築竣工日が記されていればよいのですが。。。
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しかしながら、このような木造建築物は石の造形物よりは早く痛んでいきます。当然ですが、修繕でカバーしきれなければ建て替えられてしまいます。国の重要文化財の指定を受けない限り、古い木造建築物の維持はかなり難しいでしょう。
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とくに村社、郷社の小さな集落の神社では神社を維持していくための予算を確保するのは容易ではないでしょう。大昔から予算確保は大変だったでしょうが、今の現代社会においては、もっと難しいと思います。

近代社格制度→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%91%E4%BB%A3%E7%A4%BE%E6%A0%BC%E5%88%B6%E5%BA%A6 

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このような村社や郷社の小さな神社では社殿が建替えられると、すごく簡素な(神社建築様式のイメージが少なくなる)ことが多々あります。これは建て替え予算の関係が大きいでしょうね。
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宮大工さんの手に依る社殿建築は普通の家に比べれば、かなりの金額になるはずです。もし、この社殿も建て替えることになれば、もう写真のような木の土台柱などは無い今風の造りになってしまう事でしょう。
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この造りは、おそらく釘なんて使ってないと思います。
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お賽銭箱。
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お額。
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自分のイメージでは、こんな形の扉が神話の時代のイメージにありますね。まさに神様の社ですね。
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その7へ続く。